ヤン・シュヴァンクマイエル画 江戸川乱歩『人間椅子』

梅田のジュンク堂へ頼んでおいた、入荷連絡が来たので、ヤン・シュヴァンクマイエル画 江戸川乱歩人間椅子』を取りに行ってきました。
昨日は、同じ出版社の『ヤン&エヴァ シュヴァンクマイエル展 アリス、あるいは快楽原則』の入荷連絡を受けて受け取りにいったばかりだったので、同日出荷してくれればいいのに、エスクァイアジャパンさんなどと、ぶつぶつ思いながらも、早く手に入れたい一心で、家から1時間以上かかるジュンク堂まで遠征。
現物見るまでは、同じ出版社だし、シュヴァンクマイエル画の『不思議の国のアリス』、『鏡の国のアリス』と同じような大型本の体裁で出るのだろうかとなんとなく思ってましたが、現物は、意外にも普通の単行本サイズで筐入り。本の最初には、シュヴァンクマイエルの寄稿文が、おそらく、直筆のチェコ語原文だと思われる、写しとともに掲載されています。
本文数十ページへ、シュヴァンクマイエルの挿絵は、十数枚掲載されていて、その他、書籍の後半にはパラパラ漫画として見られる、少し小さめの連続絵が二十数ページあるのは、シュヴァンクマイエルファンとしては、楽しめる趣向。アリス2冊に比べて本のサイズは小さくはなりましたが、紙質や絵の発色は、アリス2冊よりも良いです。
家に帰って、本文を読みながら、シュヴァンクマイエルの描く「人間椅子」世界を堪能。人間椅子一篇で、2,625円は、本としては高すぎる気はしなくもないのですが、シュヴァンクマイエルの挿絵は、期待通り素晴らしかったので、ファンとしては、惚れたものの弱み、値段は気にならなくなってくる。

人間椅子

人間椅子

不思議の国のアリス

不思議の国のアリス

鏡の国のアリス

鏡の国のアリス