オズの魔法使

結構前に購入したまま観ていなかったDVD、『オズの魔法使　コレクターズ・エディション』で、本編を鑑賞。『オズの魔法使』は子供の頃に観たり、原作を読んだ覚えはあるが、すっかり細かい内容は忘れていた。トトという犬が出てくることすら覚えていなかった体たらくなので、新鮮に全編面白く観ることができた。オズの国のキャラクターと、カンザスの人物とのリンクのさせ方は、あまり好みではないが、テクニカラーで描かれる世界が鮮やかで、ジュディ・ガーランドの歌声心地よく響く、オズの国の物語に、観入ってしまう102分間。70年近くも前の作品だが、今でも愛され続けているのが納得の、時を超える魅力ある映画。


ところで、この映画の最後って、ドロシーを家出に駆り立てた、カンザス世界の問題は何も解決していないような。結局、可愛く賢いトトはどうなってしまうのだろう。心配だぁ。トトを始末しようとしていた、ガルチさんは、竜巻の被害で、家に踏みつぶされるか何かで、オズの国の悪い魔女と同じく死んでしまったって脳内補完しておこう。
最近、濃厚な映画を観ることが多かったので、目先を変えて、ほのぼの気分になれそうな、映画をチョイスしようと観たのだけれど、鑑賞後ネットで『オズの魔法使』について調べていると、どうしてもジュディ・ガーランドの濃厚で破滅的な人生に、つき当たってしまうなぁ。
3枚組のコレクターズ・エディションDVDは、修復された本編の映像品質は素晴らしく、メイキング・未公開シーン・1939年版以前の短編版『オズの魔法使』といった特典映像、音声解説やら、復刻されたパンフレットやチケットといった封入り特典*1など、豪華絢爛盛りだくさんなパッケージ。特典映像・音声はぼちぼち楽しんでいくとしよう。

オズの魔法使 コレクターズ・エディション [DVD]

オズの魔法使 特別版 [DVD]

*1:コレクターズ・エディションの封入り特典がどういうものかは、[http://www.amazon.com/exec/obidos/ASIN/B000ADS64E/iamsas-21:title=【amazon.com】"The Wizard of Oz （Three-Disc Collector's Edition）"]で見られる、北米盤の画像が参考になります。DVDケースの仕様は異なっていますが、 封入り特典は日本盤と同じようです。尚、日本盤にはパンフレット等の日本語訳が別冊子で付属しています。