トールキン関連ペーパーバック - なんにもない世界の足音　PARTⅡ

梅田の堂島アバンザビルのジュンク堂は、あの近辺の大型書店の中ではトールキン関連書の品揃えが比較的良く、映画公開でのブームが去った後、多くの書店で、棚からトールキン関連書が減っていっている中、トールキンファンとしては嬉しい書店です。先日の日記に書いた Hot Fuzz を観に行った日なので、少し前ですが、立ち寄って、洋書コーナーを物色したときも、やっぱりいい品揃えで、2007-12-09で発売情報を書いた、気になっていた、３月・４月出版の HarperCollins のペーパーバックが揃っていて、現物を確認することができました。

4月に出たChildren of Hurin のペーパーバック版とアラン･リー挿絵版 LotR と Hobbit の新しいペーパーバック。
3月に出たThe History of the Hobbitのペーパーバックと、The Lord of the Rings: A Reader's Companion の新しいペーパーバック。

何冊か平積みになっていた、Children of Hurinのペーパーバックは、アラン･リーの挿絵などはハードカバー版に比べて絵は小さくはなりますが、ペーパーバックとしては、文字が見やすい印刷と紙の質で、造りはいい感じでした。ハードカバー版は2色刷だった付属の地図は一色刷でした。CoHはハードカバーで途中まで読んで中断しているのですが、再開したとき、電車の中などで読むために持ち運びにいいかと思い、値段もamazonより50円高いだけだったので、一冊購入しました。
アラン･リー挿絵版 LotRは、テキストは、Wayne G. Hammond & Christina Scullの校訂した50周年記念版のものでした。50周年記念版テキストが使われた、アラン･リーの挿絵版はハードカバーでもこれまで出版されていなくって、初めてです。Hobbit のテキストの方は確認はしていません。
LotR A Reader's Companionの新しいペーパーバック及び、The History of the Hobbitの初ペーパーバック（去年ハードカバーが出たばかりなのに素早いですね）は HoME の黒基調表紙のペーパーバックと統一感ある装幀とサイズ。
LotR A Reader's Companionは、2005年に出た、ハードカバーと白い小ぶりで廉価なペーパーバックとを持っているのですが、この新しい版は装幀が好みだったのと、ジュンク堂の品揃えに敬意を表して、一冊衝動買いしました。実は、amazon なら少し安く買えるのですが、「ジュンク堂さん、今後もいい品揃えしてください」という願いも込めてということで、これぐらいの値段差は良いかなと。
LotR A Reader's Companion は、2005年版からの訂正も入っています(ちなみに、著者の Wayne G. Hammond & Christina Scull は、著作・編集した本の、些細な誤りも含む訂正リストを、自分たちのサイトの、Addenda and Corrigenda to Our Writings で公開し、随時更新してくれています）。