シネマハスラー『チョコレート・ファイター』



以下、引用は、mixi のレビューに書いた、僕の『チョコレート・ファイター』感想・・・というより、単なるジージャーを褒め称える文章。

噂通り、主人公のゼンを演じるジージャーことヤーニン・ウィサミタナンが素晴らしかった!高いぞ速いぞ鋭いぞ飛ぶぞ!燃えるぞ萌えるぞ!新たなるアクションスター・ヒロインが誕生の歴史的映画を目撃した劇場体験であったと言って、過言でないと思っています。
主人公ゼンが、戦いを重ねアクションステージをクリアしていく事に、どんどん強くなっていく姿は、その主人公であるジージャーを輝かせる為に用意され、彼女が見事に応えた、アクションシーンのアイディアの豊富さと、格闘を映画的に観せるのに優れた演出も含めて、痛快爽快であり、感動的。ジージャーの本気の決意が炸裂し、主人公ゼンの抱える境遇からの跳躍にカタルシスが爆発する、アクションシーンには、歓喜の高揚がわき上がります。また、同時に、心の琴線も震わされて、何度もうるうるさせられました。
悪役ボスと、ゼンの母親ジンと、阿部ちゃんの、3角の因縁の描き方とか、物語的には弱いなと思うところなど欠点もある映画なのですが、そのあたりどうでもよくなるぐらい、ゼン@ジージャーの魅力が、強烈に迫ってくる大傑作。
とにかく小柄で、一見華奢な身体の女の子が屈強な男達を叩きつぶしていっても、説得力を持たせる、ジージャーのアクションを、まだ目撃してない人は、早く観に行った方がいいですよ。彼女の感動させる素晴らしい格闘技と佇まいが中心にあるからこそ、傑作たる映画なので、ジージャーが跳び蹴り怪鳥音をあげるのを百聞に一見にしかずで、是非多くの人に、観てもらいたい。
そして、もし劇場に観に行くことが可能なのであれば、DVDまで待つなんて考えちゃ駄目ですよ。却下です。NGです。考えられないです。アディダスのジャージ坊主のトリッキーな動きに押されていたジージャーが、逆転していく様に鳥肌が立ったアクションを、是非スクリーンで。クライマックスの、怒りと悲しみで完全覚醒した、ゼンが、4F建て雑居ビルと看板、線路の側壁で繰り広げるバトルアクションを、スクリーンで観られる機会を逃してどうします?というより、この映画の全てのジージャーのアクションは、劇場での大画面で目撃しておきたい一級品ばかりです!
ジージャー及び、彼女と闘う人達の本気の凄さが分かる、エンドクレジットで流れるNGシーンも必見なので、エンディングが始まっても慌てて席を立たないように!

満足度は、本来5点満点つけるべきものですが、これからジージャーは、さらに凄いアクション映画に主演しなければいけない逸材なので、4点として、5点はつけずに残しておきます。

土曜日の、『ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル』の、シネマハスラーで取り上げられた映画は、その大傑作『チョコレート・ファイター』でした。

まだ未見で、これから絶対観に行くつもりである人は後で聴いてもいいと思いますが、観に行くべきかどうしようか迷っている人は、是非、聴いてみてください!そして、「歴史に残る傑作。」「今この同時代に劇場に行って、このジージャーのデビューの瞬間を、花開く瞬間を目撃することにこそ意味がある!」「お薦めというより悪いこと言わないから映画館に行っておくべきです。」という言葉を聞き、どうぞ行きたくなってください、というか、行ける距離に劇場があるなら、ジージャーを目撃しに行きましょう!
既に観た、この映画とジージャーが大好きな人達は、宇多丸師匠の愛情溢れる賛辞と分析を聴いて、いい気分に浸りましょう。

チョコレート・ファイター [DVD]

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