読書

瀬田貞二子どもの本評論集 児童文学論

瀬田貞二氏の評論集が、先月新刊で福音館書店より出版されました。『瀬田貞二子どもの本評論集 児童文学論』、上下2巻でセット販売のみ。児童文学やファンタジー、昔話についての評論などが、1072ページ! 確か、映画LotR第一部の公開年にも、福音館書店から…

『地を這う魚 ひでおの青春日記』

地を這う魚 ひでおの青春日記 (単行本コミックス)作者: 吾妻ひでお出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング発売日: 2009/03/09メディア: コミック購入: 15人 クリック: 93回この商品を含むブログ (61件) を見る『地を這う魚 ひでおの青春日記』 - 適当…

映画秘宝6月号

映画秘宝は不定期購入なのですが、今月は、Hot Fuzz劇場公開を求める会主催のわたなべりんたろうさんによるホット・ファズ上映決定までの経緯の記事や、鈴木則文監督の記事など興味惹かれる内容が多く、これは買わないといけないと思い、ようやく今日入手で…

ピンキー・バイオレンス関係図書

ピンキー・バイオレンス関係図書を2冊紹介。 一冊目は、これまでも何度か名前を出している、ピンキー・バイオレンス映画ファンの聖典「東映ピンキー・バイオレンス浪漫アルバム」。梶芽衣子・池玲子・杉本美樹他、70年代東映のスクリーンの中で燦然と輝き暴…

The Annotated Alice について

昨日のエントリーで、マーティン・ガードナーの『注釈付きアリス』("The Annotated Alice")について触れたが、以前、拙サイトで同書について書いた内容を転載。 2004/08/31(火) 「不思議の国のアリス」と「鏡の国のアリス」の映画化を、スピルバーグのドリー…

『出会いの国の「アリス」―ルイス・キャロル論・作品論』読了

楠本君恵著『出会いの国の「アリス」―ルイス・キャロル論・作品論』読了。期待通りの、面白い本。 第一章「『アリス』の誕生と挿絵画家」では、テニエルのキャロルとの関係性、『不思議の国のアリス』/『鏡の国のアリス』にテニエルが及ぼした影響、テニエル…

読書中本『出会いの国の「アリス」―ルイス・キャロル論・作品論』

去年の4月に購入して積読になっていた、楠本君恵著『出会いの国の「アリス」―ルイス・キャロル論・作品論』を読み始める。まだ冒頭程度を読んだだけだが、数多くの資料に当たられていることが伺える、詳しそうな内容で、面白く読めそう。楠本君君恵さんによ…

The Hobbit『ホビットの冒険』の版について

最終更新:2007-12-29 『ホビットの冒険』原書The Hobbitの版の変遷についてまとめてみた。このエントリーは、文章など見直して、適時書き直していくかも知れない。以下の記述の参考資料としては、"The Annotated Hobbit" Revised and Expanded Edition (Hou…

『ファーザー・クリスマス―サンタ・クロースからの手紙』

クリスマス直前ということで、クリスマスらしいお奨め本をご紹介。 2006-10-22 でも紹介しましたが、『ファーザー・クリスマス―サンタ・クロースからの手紙』は、トールキンが自分の4人の子供たちの為にサンタクロース(と助手の北極熊や、秘書のエルフら)…

RotK サントラ完全盤 到着と『トールキンの言葉』

amazon.co.jp から、『The Lord of the Rings: The Return of the King - The Complete Recordings』が無事到着してました。CD4枚と、その4枚分が収録されたDVD1枚の5枚組み。DVDでも流石に片面では1枚に収まりきれなくなったようで、両面DVDになっていまし…

「もっと知りたい名作の世界 指輪物語」購入

先月末に出版された新刊「シリーズ もっと知りたい名作の世界9 指輪物語」(成瀬俊一 編著 ミネルヴァ書房)を本日購入。出版前から、クウィヴィエーネンのグループで話題が出ていて、伊藤盡さんらが執筆されるということで、日本語で書かれたトールキン関連…

Tolkien Library News より

Tolkien Library の最近のニュース更新より、幾つか新刊の話題を。 Monday 29 October 2007 - The Silmarillion 30th Anniversary De Luxe Edition is shipping today 『シルマリルの物語』30周年記念の豪華版が先月末に出版されています。既刊の、The Hobbi…

池玲子エピソード

ジュンク堂で、映画秘宝のバックナンバー立ち読みしてたら、2006年9月号の「荒木一郎インタビュー(後編)」で、語られていた、池玲子さんのエピソードが面白かった。思わず、この号だけ購入。 荒木一郎氏曰く、一時、東映ポルノ二大女優、池玲子と杉本美樹の…

電子書籍で「キューティーハニー」と「サイボーグ009」

2007-10-07を書いたことで、子供の頃観ていた、初代アニメ版キューティーハニーや、原作コミックスのことを懐かしく思い出すこととなった。原作キューティーハニーは、チャンピオンコミック版が、就学前ぐらいからうちにあったので(1974年出版のようだから…

「らも―中島らもとの三十五年」読了

読み出すと止まらなくなった。互いに10代だった頃からつきあい、早すぎる死を見届けた、妻だからこそ書ける、二人の物語・・・プラスわかぎゑふ。わかぎゑふも、いつか、中島らもとの関係を、彼女からの視点で語るときがくるのだろうか。らも―中島らもとの三…

今日のその他の購入図書

ユリイカと一緒に以下の2冊も購入。 『らも―中島らもとの三十五年』。中島らもの熱心な読者ってわけではありませんが、何冊か好きな本ありますし、どっかで感想読んで、気になってた本。しかし、どこで感想読んだかが、どうしても思い出せない・・・らも―中…

ユリイカ10月号「特集 北欧神話の世界」

ユリイカ10月号「特集 北欧神話の世界」購入。ユリイカで約30年ぶりの北欧神話だそうです。北欧神話、やはりいろいろ知っておきたいなと、興味はあるものの、なかなか深く踏み込めず、かなり疎いのですが、ユリイカ特集では、伊藤盡さんが、八面六臂の大活躍…

購入図書

『江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間 (日本カルト映画全集)』は、書店に置いてあるのを見かけたことがなくて、中身を確かめてはいないのですが、石井輝男監督の、インタビューやシナリオが読めるらしいので、見つけて良さそうであれば買おうと思っていた本です。…

ユリイカ 9月号 特集 安彦良和

ユリイカ 9月号 特集 安彦良和の、安彦氏へのインタビューや対談が面白すぎ。安彦漫画は、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』を愛読しているが、それ以外は、小中学生の頃に、『アリオン』を、アニメージュ・コミックス版で読んでいたくらいなので(しかもその…

書籍『ヤン&エヴァ シュヴァンクマイエル展 アリス、あるいは快楽原則』購入

ラフォーレミュージアム原宿で9/12まで開催されている、ヤン・シュヴァンクマイエルとエヴァ・シュヴァンクマイエロヴァーの200点に及ぶ作品を展示した、『ヤン&エヴァ シュヴァンクマイエル展 アリス、あるいは快楽原則』の公式図録。ジュンク堂から、昨日…

ヤン・シュヴァンクマイエル画 江戸川乱歩『人間椅子』

梅田のジュンク堂へ頼んでおいた、入荷連絡が来たので、ヤン・シュヴァンクマイエル画 江戸川乱歩『人間椅子』を取りに行ってきました。 昨日は、同じ出版社の『ヤン&エヴァ シュヴァンクマイエル展 アリス、あるいは快楽原則』の入荷連絡を受けて受け取りに…

「夜想#シュヴァンクマイエル」(増補改訂版)購入

仕事帰りに、梅田のジュンク堂書店に立ち寄ると、嬉しいサプライズが。なんと、2001年に発売された『夜想2minus #0 - 特集 シュヴァンクマイエル』の増補改訂版である、『夜想#シュヴァンクマイエル』が山積みに。どうやら発売されたばかりのようです。 元と…

今日、買った本とDVD

書籍「アートアニメーションの素晴らしき世界」 ヤン・シュヴァンクマイエルへのインタビューと、ブラザーズ・クエイへのインタビューが載っていたりするので、最近、気になっていて買おうかどうか迷っていた本なのですが、「シュヴァンクマイエルの世界」な…

ダリ画集

少し前から、書店で見かけて、気になっていたサルバドール・ダリの画集を、金曜日に購入。絵画関連には疎く、有名な画家の画集なども全く持っていないのですが、シュルレアリストである、シュヴァンクマイエルのインタビューなどを読んでいると、ダリの名前…

イメージ・フォーラム 特集「キューブリックの大いなる遺産」

昼休みに、大阪堂島のジュンク堂の映画本コーナーを物色していて、1999年に出たキューブリック追悼特集の雑誌バックナンバーが置いてあるのに気づく。100頁ほどのやや薄めの雑誌ですが、特集内容は充実していて、時計じかけのオレンジ公開当時のキューブリッ…

トルシエの本

昼休みに本屋へ立ち寄ると、『オシムジャパンよ! 日本サッカーへの提言』という、前々日本代表監督フィリップ・トルシエの本が新刊で出ていました。日本代表監督時代、2002年ワールドカップで決勝トーナメント進出を果たすも、今だ毀誉褒貶激しく、良くも悪…

最近、読んだ・観た・買った本とDVDなど

前回のブログ更新から時間が空いてしまいました。その間に、読んだり観たりして感想を書きたい本やDVDはあるのですが、更新できないまま今日に至る。取りあえず、特に感想無しで、最近、読んだ・観た・買った本とDVDなどを、備忘録として羅列します。 DVD『…

『星新一 一〇〇一話をつくった人』半分まで

ようやく半分まで読みました。この本の中に登場する様々な人物達や歴史の事実について、ネットなどでいろいろ調べつつ、読んでいるのでとてもスローペースです。 感想と評価は読み終えてからにするつもりですが、ここまではもう期待以上の労作で、星新一の生…

星新一 一〇〇一話をつくった人

先日紹介の「ロング・グッドバイ」など、買ったまま読めていない本が溜まっていってるのだが、今日、書店に行くと、またもや惹かれる新刊が。ショートショートの神様、星新一の生涯を追ったノンフィクション『星新一 一〇〇一話をつくった人』。星新一の本格…

『ロング・グッドバイ』購入

レイモンド・チャンドラーの『The Long Goodbye』の新訳、村上春樹訳『ロング・グッドバイ』が今月出版されて、話題になっていることを、昨日遅ればせながら知りました。村上春樹版「ロング・グッドバイ」 清水訳から半世紀(asahi.com 2006/3/14)『The Long …