「嫌われ松子の一生」鑑賞後の諸々

2006-05-29に鑑賞した「嫌われ松子の一生」のパンフレットや、メイキングDVD「MUSIC FROM "MEMORIES OF MATSUKO" -嫌われ松子の音楽- メイキング・オブ 「嫌われ松子の一生」 [DVD]」、オフィシャルブック

『嫌われ松子の一生』オフィシャル・ブック

『嫌われ松子の一生』オフィシャル・ブック

を読んだり観たりしていると監督と役者達、特に主演の中谷美紀との緊張ある撮影現場が伝わってくる。役者に対して高圧的な監督と、役者を立てる監督、映画にとってどちらが良いことなのかは分からないが、映画撮影の裏話に対して野次馬的興味を惹かれてしまうのは、やはり前者の監督による現場だ。監督に毒を含む一言を言ってたり、撮影途中で帰っちゃう中谷美紀が観られる現場の方が野次馬興味をそそるに決まっている。このあたりの中島哲也監督VS中谷美紀のことは、まだ未読だが、
嫌われ松子の一年

嫌われ松子の一年

に(一方の当事者からの視線だが)いろいろ書いてあるのだろう。読むのが楽しみである。それにしても中谷美紀、監督との最初の打ち合わせから台本に駄目出ししたり、妹役の市川実日子の首を泣かせるほど本気で絞めたり、映画の裏話を盛り上げてくれる女優だなぁ。とても真面目で演技に真摯な人なんだろうけれど、ただ、それだけでない、エキセントリックさも持っている面白い存在。