「七人の侍」後半

日記の間が空いてしまいましたが、後半も抜群に面白かったです。静と動、芸術と娯楽、善意と悪意、純粋と欲望など、相対する表現が、見事に破綻することなく混在し拮抗し平衡し絡み合う、天才としか言いようのない黒澤明の映像世界を堪能しました。で、やっぱり菊千代最高ですよ。「Seven Samurai - The Criterion Collection」の、リマスタリングも、ずぶの素人目で観ても、評判通りではないかと感じさせるもので、満足度高し。
ところで、この DVD、メニューも、良かったりします。渋いです。クールです。風と砂埃と靡いている旗が、目に浮かんでくる、エンドレスに流れているSEも、とてもいい感じ。

本編のリマスタリング良し、特典映像も豊富、その上、メニューやパッケージまで良くできている、この クライテリオン版「七人の侍」、買って正解でした。