『時をかける少女』

昨日羅列したものから、少しずつ感想も書いていきます。まずは、昨日観たばかりの、この作品から。
公開当時、世評が高かったので、映画館に行きたかった作品ですが、結局、観られずじまいでDVD発売を待ってました。そういうわけで、観る前から、滅茶苦茶期待度が高かったのですが、実際観てみると、思ってたより作品に入り込みきれず、正直いまひとつ盛り上がれないままエンドロールを迎えてしまいました。ハードルあげすぎちゃったかなぁ。劇場のスクリーンで観ると、もっと印象が鮮明に残りそうなシーンが多くあったので、小画面鑑賞での限界もありありと。ホームシアター欲しいや。
大林宣彦監督・原田知世主演版『時をかける少女』との比較でいえば(といっても、大林・原田版の内容ちゃんと覚えていないなぁ。記憶力悪すぎ。ちなみにリアルタイムで劇場観に行きました)、尾道を舞台にした大林版が、ノスタルジックな郷愁と感傷が隅々まで満ちあふれ、主人公達も、過去も現在もそして未来ですら、思い出世界に生きているのに比べ、細田版『時をかける少女』の主人公達は、現在を生き、未来へ向かう物語ですね。それが物足りなかったという意味ではなく、それをもっともっと突き詰めていって欲しかったかなぁというのはあります。ま、観るときの気分次第で、また感想変わるかもしれないし、評価は保留。取りあえず、オーディオコメンタリーで近日再見予定。

時をかける少女 限定版 [DVD]

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