『The Children of Hurin』読み始めました

2週間以上前に届いた心待ちにしていた本だというのに、到着した日に、パラパラと眺めた後、そのままになっていました。というのも、できるだけ集中して読みたい、『The Children of Hurin』を読み始める前に、溜まっているDVDや読みかけの本で、早めに消化しておきたい物を、『The Children of Hurin』読書中に気にならむよう、ある程度片付けようとしていたのですが、思いの外、それらの消化のペースが上がらずに、いつの間にか、GWが終わってしまい、慌ただしい連休明けの平日に突入してしまいました。
そして、さらに、昨日になって、これまた発売を待っていた、『The History of the Hobbit: Part 1 "Mr.Baggins"』が、amazon.co.jpからの英洋書としては、意外と早く発送通知が来たのを見て、『The Children of Hurin』を、このまま後回しにしていてはいけないと、今日から通勤用の鞄に入れて、通勤時間も利用しながら、改めて最初から読み始めることにしました。まだ電車の中で、序文を読んだぐらいで イントロダクションにすら進めていないですし、しばらくは、他の本やDVDと並行するかもしれないので、当面、ゆっくりゆっくり楽しんでいきます。
僕は以前から、トールキンにはエルフ並とは言わないまでも、アラゴルンぐらいの寿命を神様は与えて良かったのではないかと、大真面目に思ってしまうのですが、クリストファーの序文を読んで、改めて、トールキンが思い描いた世界の壮大さと比べて、人間の寿命は短すぎたなぁと思います。クリストファーの手により、『フーリンの子ら』は、一冊の物語として蘇ったわけですが、『ベレンルーシエン』と『ゴンドリンの陥落』も、教授が生き続けていたら、長い物語として完成させてくれ、僕らは、それを読める幸福を得ることができたでしょうし、思っても仕方がないことだと分かりながらも、そういうことを考えてしまうのです。

The Children of Hurin

The Children of Hurin