「夜想#シュヴァンクマイエル」(増補改訂版)購入
仕事帰りに、梅田のジュンク堂書店に立ち寄ると、嬉しいサプライズが。なんと、2001年に発売された『夜想2minus #0 - 特集 シュヴァンクマイエル』の増補改訂版である、『夜想#シュヴァンクマイエル』が山積みに。どうやら発売されたばかりのようです。
元となった「夜想2minus #0」は、僕は所有していませんが、赤塚若樹さんのWebサイト「Wakagi Akatsuka's Website」で、存在を知り、それ以来どうしても欲しかったのですが、知ったときには既にバックナンバーは品切れになっていた為、古書で買おうかと探していました。そんな折り、予期せぬ、増補改訂版と対面したのですから、書店で(心の中で)小躍り。
「夜想#シュヴァンクマイエル」は、2001年版と比べて、ルナシーについてが増補され、オテサーネクについて改訂されているそうです。帰宅したばかりで、まだ中身は読んでいないのですが、赤塚若樹さんによる「ヤン・シュヴァンクマイエル全作品解説」や、シュヴァンクマイエルが、英国でのファウスト脚本出版の前書きとして寄せた文章の翻訳「ファウストの脚本に寄せて」、エヴァ・シュヴァンクマイエロヴァーによる「ヤンについて」などなど、目次を眺めているだけでも、シュヴァンクマイエルファンとしては涎が抑えられない内容です。こんな素晴らしいものを再び増補改訂して出版してくれた、ステュディオ・パラボリカさん有り難う!シュヴァンクマイエルファンへの、素晴らしい贈り物。
(8/2 追記 収録内容は以下です)
- 『脳をくすぐる触覚の映像、触覚のオブジェ』
- 『シュヴァンクマイエルへの質問 a to x』 質問者◆くまがいマキ、訳◆ペトル・ホリー
- a++ [人形劇]
- b++ [触覚芸術について]
- c++ [原作について]
- d++ [ルドルフII世とアルチンボルド]
- e++ [検閲について]
- f++ [カメラマン、編集室、アニメーター]
- g++ [プロデューサー]
- h++ [エフェンベルゲルとシュルレアリスム・グループ]
- i++ [エヴァさんのこと]
- j++ [政治・経済・観客]#1
- k++ [政治・経済・観客]#2
- l++ [影響を受けた作品]
- m++ [ユーモア]
- n++ [イメージについて]
- o++ [ファンタジーと魔術]
- p++ [アイディアについて]
- q++ [反復・繰り返しについて]
- r++ [音楽・音響#1]
- r++ [音楽・音響#2]
- s++ [キャスティング]
- t++ [演技指導について]
- u++ [幼年期]
- v++ [死・恐怖・運命]
- w++ [夢]
- x++ [抑圧・自由・破壊・欲望・希望]
- 『シュヴァンクマイエルへの質問 a to x』 質問者◆くまがいマキ、訳◆ペトル・ホリー
- 『映画の王道−シュヴァンクマイエル』 手塚眞
- 『ヤンについて』 エヴァ・シュヴァンクマイエロヴァー 翻訳◆ペトル・ホリー
- 『『ファウスト』の脚本に寄せて』 ヤン・シュヴァンクマイエル 翻訳◆赤塚若樹
- 『決定的な出逢い』 フランチシェク・ドリイェ 翻訳◆赤塚若樹
- 『シュヴァンクマイエルとマニェリスム』 川本二郎
- 『モノと人を同等に扱う演出』 佐野史郎
- 『アニメーテッド・ハウス−シュヴァンクマイエルとゴシック小説』 高山宏
- 『ヤン・シュヴァンクマイエル全作品解説』 赤塚若樹
- 『想像力』 フランチシェク・ドリイェ 翻訳◆赤塚若樹
- 『オテサーネクについて』 ヤン・シュヴァンクマイエル 翻訳◆ペトル・ホリー
- 『ルナシー』 解説◆くまがいマキ
- 『嫌悪についてのアンケート』 質問と考察◆ヤン・シュヴァンクマイエル 翻訳◆木村英明
- 『シュヴァンクマイエル巡礼の旅』 文・写真◆沖真理子
- 『シュヴァンクマイエル関連 BOOK&VIDEO 』 沖真理子
- 出版社/メーカー: ステュディオ・パラボリカ
- 発売日: 2007/08
- メディア: 単行本
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