RotK サントラ完全盤到着と『トールキンの言葉』 - なんにもない世界の足音　PARTⅡ

amazon.co.jp　から、『The Lord of the Rings: The Return of the King - The Complete Recordings』が無事到着してました。CD4枚と、その4枚分が収録されたDVD1枚の5枚組み。DVDでも流石に片面では1枚に収まりきれなくなったようで、両面DVDになっていました。
これでようやく3作コンプリートとなった、完全盤達をまずは記念撮影。うまく撮れず、ちょっとピンボぼけ・・・

失敗記念撮影の後、早速、「もっと知りたい名作の世界　指輪物語」などを読みながら、心地よく聴いてます。
「もっと知りたい名作の世界　指輪物語」は半分強ほどまで読み進みました。伊藤盡さんの「トールキンの言葉　−文献学的に読むトールキン作品」が、やはり期待通り、読んだ中では、特に良質の論考でした。
『ハムレット』の「王子様、何を読んでいるのですか？」「言葉、言葉、言葉」という台詞の引用が冒頭付近にある、この論考、トールキンが紡ぎ出す「言葉」に興味があり惹かれる読者に、その秘密の一端を覗かせ、トールキン作品の文献学的読み方へと誘ってくれるもので、教授が、『文献学』(Philology の訳で、「言語学」と訳されることもある）を礎にして、作品と言葉を創造している実例を、「エント」や「スマウグ」などを題材に、分かりやすく、紹介・解説してくれています。