Tokyo Gore Police 「東京残酷警察」 トレーラー 追記

西村映造、西村喜廣監督作品「東京残酷警察」Tokyo Gore Police のトレーラー映像は中毒性があって、昨日から何度も観ている。次々と映し出される残酷映像とアクションと造形のイマジネーションが豊富で刺激的で素晴らしい。
【Twitch】It’s Five Minutes Of Madness In The TOKYO GORE POLICE Trailer!
両腕から吹き出す血の雨の中、番傘を差し歩いていく椎名英姫がかっこいい、トレーラーのラストでは、石井輝男監督、池玲子主演の異常傑作「やさぐれ姐御伝 総括リンチ」をちょっと思い出した。
予告編の映像がいくら良くとも本編のストーリーや構成がいいとは限らないのだろうが、これを見せられると否応なしに本編への期待は膨らむ。しかし、もし万が一ストーリーと構成が期待以下だったとしても、この映像を見せてくれるなら、それだけで許せそうだ。
ただ、この予告などのプロモーションが流れた、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭では、「片腕マシンガール」は日本で劇場上映実現できるかもしれないが、「東京残酷警察」はまず不可能だろうというようなトークがあったとも聞く。おそらく、いつかはUS盤のDVDは発売されてそれで本編を観る機会は得られるだろうが、日本の劇場で観る機会が訪れないとすると、とても残念だ。「片腕マシンガール」と共に、海外資本で作られたからこそ*1、日本映画での表現規制から解き放たれて制作されている映画だけあって、避けて通れない問題ではあるのだが、「東京残酷警察」も「片腕マシンガール」も、いつか劇場上映が実現して欲しいものである。

*1:どちらも、Media Blasters が出資して作られた映画。トレーラーのクレジットに出てくる、Fever DreamsはMedia Blastersの子会社だそうだ。ちなみに、「片腕マシンガール」のUS盤DVDはMedia Blastersのレーベルの一つTokyo Shockからリリースされる