映画秘宝6月号 - なんにもない世界の足音　PARTⅡ

映画秘宝は不定期購入なのですが、今月は、Hot Fuzz劇場公開を求める会主催のわたなべりんたろうさんによるホット・ファズ上映決定までの経緯の記事や、鈴木則文監督の記事など興味惹かれる内容が多く、これは買わないといけないと思い、ようやく今日入手できました。
ホット・ファズ上映決定までの経緯記事で、わたなべさんが、国内DVDも海外版のスペシャル・エディション３枚組と同仕様で発売されるようにしたいということまで、考えておられているのは嬉しかったです。欧米盤に比べて国内盤のＤＶＤ仕様が劣ることはよくあることだし（去年購入した、「ローズ・イン・タイドランド」DVDは特に酷かったなぁ！）、ホット・ファズDVDが、そうならないか心配していたので。既に発売されている、他のアジア圏でも３枚組仕様というのは出ていないはずだし、スペシャル・エディション国内盤が実現すれば劇場公開と同じぐらい嬉しい。
わたなべさんが、そのために「まずは、『ホット・ファズ』を劇場公開でヒットさせたい」と書いているのもその通りで本当にヒットしてもらいたい。映画がヒットするかしないかは、DVDの仕様にも影響するであろうことは容易に想像できますし。
などと言いながら、田舎暮らしのくせに出不精なせいで、年間で劇場に足を運ぶ回数が少ない僕がこういうことを書くのもなんですが、ホット・ファズをDVD発売で待っている人も、上映の際には劇場に足を運べばよりよい日本盤ＤＶＤが出る可能性が広がるかもしれませんよ！

鈴木則文監督の記事は、新たに５タイトルDVDが5月発売されることを受けて、掛札昌裕氏との対談と、監督による各タイトルの紙上コメンタリがあり、とても面白い。東映は、DVDに、コメンタリやインタビュー収録すればいいのに。今年リリース予定の「堕靡泥の星　美少女狩り」US盤には鈴木監督のコメンタリが収録されるとのことだし、２月に出た「女番長」US盤には鈴木監督のインタビューが収録されている。それに比べて、日本盤ＤＶＤは発売自体は喜ばしいが、仕様が素っ気なさ過ぎる。

これは読むまで気づいていなかったが、大槻ケンヂの連載対談の相手は、３月まで放送の深夜特撮ドラマ「キューティーハニー The Live」で好演した原幹恵であった。大槻ケンヂも原幹恵に対して、このドラマとドラマでのアクションシーンを絶賛していますが、「キューティーハニーThe Live」は本当に面白かったしアクションも素晴らしかったです。
おそらく決して予算が多くなく深夜とはいえテレビの制約があったろう中、クオリティの高いドラマを作り出した、ハニーThe Liveスタッフに、どこかが大きなお金を出して、規制も可能な限り少なくして、アクション特撮映画を撮らせたらすごく面白いものができるだろうなと思ったりする・・・というか観てみたいです。