ピンキー・バイオレンス関係図書

ピンキー・バイオレンス関係図書を2冊紹介。
一冊目は、これまでも何度か名前を出している、ピンキー・バイオレンス映画ファンの聖典「東映ピンキー・バイオレンス浪漫アルバム」。梶芽衣子・池玲子・杉本美樹他、70年代東映のスクリーンの中で燦然と輝き暴れまくったズベ公達の映画に、今では海外でも日本映画の１ジャンルとして、"Pinky Violence"で通じるクールな名前を与え、時代の徒花として埋もれることもあった女優・作品も多数掘り起こし、世にその魅力を伝道した名著。作ったのは、杉作J太郎・植地毅ら、幾つになっても童貞少年の心を忘れない馬鹿かっこいい男達だ。作品・女優データ、天才・鈴木則文・鬼才・石井輝男ら監督達へのインタビュー、ピンキー・バイオレンスへの愛情溢れるコラムなど内容盛りだくさん。

東映ピンキー・バイオレンス浪漫アルバム

二冊目は、クイーン・オブ・ジャパニーズ・ムーヴィー 野良猫ロック~女番長ブルース」。「東映ピンキー・バイオレンス浪漫アルバム」と共に、七〇年代ズベ公映画ファンに嬉しい一冊。大判・フルカラーの、ビジュアル重視の本で、梶芽衣子の「野良猫ロックシリーズ」、夏純子の「女子学園」シリーズの日活作品、池玲子・杉本美樹主演の東映作品（「女番長」シリーズ、「恐怖女子高校」シリーズ、「不良姐御伝」、「やさぐれ姐御伝」、「ゼロ課の女赤い手錠」など）から、ポスター・スチル写真などが多数掲載され、見て楽しめる一冊。Pinky Violence 映画は海外にもファンは少なからずいて、日本でも未リリースの作品が海外でDVD化されるなどしているが、そういった事情を意識してか、作品解説や、女優紹介は、日本語の他に英語訳も掲載されている。

クイーン・オブ・ジャパニーズ・ムーヴィー 野良猫ロック~女番長ブルース―Hotwax special collection